概要
- かかとの後部3分の1が丸みを帯びたヒール
- 直立時には効果はなし
- 患者のかかとの接地ポイントによってローリングの位置を変える(ほとんどの人が踵の外側から接地するので、外側に成形される)
- 体の垂直線上はヒールは平で、患者が直立した状態から楽に後ろに傾くことができる
作用
- 後ろレバーの短縮→かかと接地時の足関節の負担軽減
- 前足の筋肉の緩和
- やや衝撃吸収性あり
- 緩衝ヒールと組み合わせると効果が上がる
適応症
- 足首関節に問題がある場合(骨折、変形性関節症、踵骨骨折、リューマチ)
- 踵骨棘
- 腓骨筋麻痺(前脛骨筋群不全→前足を持ち上げることができない)
注意!:後部ローラーを削りすぎると、立脚時の安定が悪くなる。
かかと接地時にかかとや足首に違和感や痛みのある方は、ヒールの後ろの角が丸く、衝撃吸収のマテリアルが使用されているものを履くと良いですよ。
要注意!!:ヒールが後ろに張り出しているものは、後ろレバーが長くなっているため、足首に負担がかかります。
スニーカーなどによく見られますが、いくら素材が柔らかくても、
ソールが分厚くなればなるほど、外に張り出せば張り出すほど、
支点からの距離が長くなる分、支える筋肉や関節に力がかかるのです。
いろいろな研究で明らかにされているのですが、なかなか認知されないものの一つです。
「フカフカ」「衝撃吸収素材」「柔らかくて楽ちん」
など、と言った方が聞こえがよく、履いた感じも心地よく感じるし、売りやすいから、
というのが理由です。。。
ぜひ頭の片隅に入れて、靴を選んでみてください!
その他のヒールについてはこちらのまとめサイトをどうぞ。
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