*学校によって異なるところもあるかもしれません*
資料は10年前のものですが、大きくは変わっていないと思います。
下の写真が実技試験の予定表です。
会場はマイスター学校。
11日間の日程で、2つのグループに別れて行われました。
グループ1の黄色の日程を追って解説します。
1日目 シチュエーション課題 900-12:30
3つの中から一つ、試験委員会が選んで与えられます。
- 下腿および足装具の計画、設計、製造
- 石膏で採取した足型を元に、ラスト形成・インソールを制作
- 前足部欠損用装具
2日目 テスト患者振り分け 8:00-14:30
- 足の採寸・型取り・問診・歩行チェック
- 実装コンセプトの作成(ラスト用ともう一つ足型を採り、石膏を流し込んで患者の足そのものを造型)
3日目 プラン作成 8:00-12:30
- 整形靴コンセプト提案;制限時間60分
- 整形靴構図 ;制限時間120分
- 予算案作成(健康保険の料金プランに順ずるものと、制作に必要なマテリアルの数量と価格、および必要な見積時間に基づいた原価見積);制限時間60分
4日目 ラスト・フットベット・チェックシューズ 制作・仮合わせ 8:00-18:00
5日目 アッパー制作 8:00-18:00
日曜日 休み
6日目 吊り込み・底付 8:00-18:00
7日目 底付 8:00-12:30
整形靴はラストを入れた状態で、造型した石膏の足と共に指定された場所に提出。
8日目 シチュエーション課題 8:00-16:00 ラストを抜いて仕上げ 16:00-18:00
初日の続きのシチュエーション課題を仕上げて提出。
整形靴はラストを抜いて全て仕上げをして提出。
9日目 休日
10日目 工房の掃除・片付け 全ての作成資料の提出 8:00-12:00
12時から試験委員会による審査のため、教室は出入り禁止。
11日目 口頭試問 結果発表 7:45-18:00
*男性はスーツにネクタイ着用、女性も正装
- 患者さんと共に仕上げた靴を持って、採寸室の外で待つ。
- 呼ばれたら中に入り、患者さんに靴を履かせ、歩いてもらう。
- 歩行テストの後、審査委員が患者さんの靴を脱がせ、フットベットを抜いて、患者さんの足にあててチェックする。
- マイスター試験プロジェクトについての技術的な議論(20-30分)
- 患者さんに履いてきた靴を再び履かせて退出。
- 評価審査12:00-14:00、その後結果発表。
- 結果発表後、教室にてゼクトで乾杯。
- マイスター試験プロジェクト作品全てを持って退出。
これにてマイスター実技試験終了!
全員の作品は教室に展示されて見ることができます。
*専門理論のテストは2日間で、実技試験の約1週間前に行われました。
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