ドイツ人は人前で思いっきり鼻をかみます。
最初はあまりの音の大きさにびっくりします(笑)
でもそれが普通なので周りはびっくりもしなければ、うるさがりもしません。
逆に人前で鼻をすするのは嫌がられます。
なので、ドイツに来たら人目をはばからず鼻はちゃんとかみましょう。
ドイツに長く生活していると公共の場でも鼻をかむことに慣れてしまうので、日本に帰った時に同じようにすると思いっきり振り向かれます(笑)
では、なぜ嫌がられるのか?
それは単に音が気持ち悪い、と感じるからだそうです。
確かに、ドイツ人が鼻をかむと「そんな音する??」というような、聞いたこともない音がするので、その音と、鼻水をすする音は別物なのかもしれません。
ただ、面白いことに、インターネットなどを見ると、ドイツの耳鼻科医と日本の耳鼻科医とで、鼻をすする/かむ行為の是非についての見解が違うのです。
日本では
- 鼻水はすすらずにかんで外に出しましょう。
- 鼻をすすると、汚れを更に奥にたくさん送り込んで炎症を更に広げてしまうということになる。
- 鼻すすりは耳に悪影響がある。
それに対してドイツの耳鼻科のサイトを見ると、
- 鼻すすりは音が気持ち悪いため嫌煙されますが、鼻をすするのもかむのも効果は同じ。
- すすった鼻水は鼻の構造上喉から胃に流れ、菌は胃液によって死滅するので全くの無害。
- 鼻をかむことは、粘液や細菌を副鼻腔に押し込むため、鼻をすするよりも有害。 これは副鼻腔感染症のリスクを高める。
- すすられた鼻水は鼻から喉を通り、最後にそれが飲み込みまれると、細菌が気道に運ばれる可能性がある。最悪の場合、気管支炎が発症。
- 鼻を強くかんでいると中耳炎になる。
この違いは鼻の高さ・大きさの問題なのでしょうか。。。
それとも鼻をかむ強さが問題なのでしょうか。。。
真相は謎です。
共通して言われているのは、「鼻水をかむなら片方ずつ、優しくかみましょう」ということでした。
よく、外国の映画で、鼻水をハンカチでかむシーンが見られますが、あれはもうほとんどドイツでは見られません。お年寄りの方がたまにやっておられます。鼻をかんだハンカチをまたポケットにクシャクシャっとしまう生シーンはなかなか・・・(苦笑)
そしてドイツのポケットティッシュは日本のと違って、分厚くて丈夫なので、やっぱり一度鼻をかんでポケットにしまう人がいます。
これは不衛生なので、
「一度鼻をかんだティッシュはすぐに捨てましょう」
とドイツのネットや雑誌の至る所に書いてあります。
「日本の当たり前は他所の国では当たり前ではない!」
だから面白いんです。
ペーパーナプキンとしても使えるドイツのポケットティッシュ、分厚くて安心感ありますよ!
お勧めです!
ただ、風邪や花粉症などであまりにも頻繁に鼻をかむには日本の柔らかいティッシュがいいです(笑)
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